九州で4番目に誕生した鹿児島偉光会館は、ことしで開所30周年。節目の改修工事の一環として、境内に隣接した第1駐車場と、その下方にある第2駐車場を結ぶ“通路”が、新たに建設されました。
第2駐車場からは、偉光会館まで、公道を歩いて迂回(うかい)するのが常でした。数分の距離とはいえ、道中は傾斜が大きい上、頻繁に大型トラックが行き交います。第2駐車場から見上げて、「この崖を登ったら、すぐそこが偉光会館」と、話すこともあったのです。
「参拝される皆さまが少しでも使いやすく…」「安全に…」。“通路”の設置は、職員も長年願い続けてきたことでした。そのような中、開所30周年を前に、通路付近の土地を購入できる運びとなったのです。皆にとっての夢がいよいよ動き始めることになった時、信者の方々からは大歓声が上がりました。工事中も、「楽しみですね」「いつから通れますか」と、うれしそうに尋ねる姿が。そうして、多くの方々が待ち望んだ“通路”が完成。
令和7年8月15日、爽やかな青空の下、清めの儀が執り行われました。
第1駐車場から階段を下りた一つ目の踊り場。右奥に見えるのが神門
二つ目の踊り場から、第2駐車場につながる階段。一段一段、出入りされる方々の仕合せを願ってお清めを
通路は、登りやすいように、階段の段差は小さく、途中の広い踊り場も、手すりも、構造全てが安全に昇降できるように設計されています。「私たちのためにこんなに配慮していただいて、感謝です」「小さい子が一緒でも、安心して通れます」と、たくさんの喜びがあふれました。
ますます出入りしやすい環境が整った偉光会館。これからも神の教えを学び、互いに心を高め合うことを目指し、誘い合わせて活用してまいりましょう。